私は文化祭評論家ではないけども、こんなサイトをやっている以上、他校の文化祭も見た方がいいと思っているわけで、今年も見学に重い腰を上げました。とは言っても、遠いところまで足を運ぶのはなかなか大変なので、自分の行動範囲内でということです。
 今年、何校行くかはわかりませんが、とりあえず行ったところで見聞きした情報をまとめておきたいと思います。
 写真が見にくいのは、下手なせいもありますが、肖像権に少し配慮したりしてるからです。
 ※掲載事項に関して、苦情や削除の希望などありましたらメールしてください。

1.千葉県立佐倉高等学校(鍋山祭)
2.千葉市立稲毛高等学校(飛翔祭)
3.千葉県立国府台高等学校(鴻陵祭)


1.県立佐倉高等学校
 かの長嶋茂雄さんの母校です。文化財としての価値もある、古い校舎と落ち着いたたたずまいの名門校です。
 文化祭の雰囲気は・・・やはり落ち着いていました。クラス単位で演劇に取り組んでいるところが多かったですね。文化的です。
 
 はやっていたのはどら焼き屋さん。1個50円で販売していて、長蛇の列でした。
 また、ブラスバンド部のコンサートでは、先生方がボーカルとして出演し、校長先生も「坂本九メドレー」に参加していました。ほのぼのとした雰囲気が感じられました。ライブ見なかったけど、バンドの名前で笑ってしまった(ごめん)のは、「チョコボールとむかいな仲間たち」。わからない人、何が面白いのかは質問しないでください。
 化学部の「無料ラムネ」も怪しげでしたが、なかなか面白い企画でした。チャイナ服で実験の説明をしていたのは、なぜ?
 「これは!」と思ったのは、放送委員会(部?)のPRビデオのコーナー。
 ロビーにテレビを置き、そこで各団体のCM(ビデオ)を流しています。これが凝っていてなかなか面白い。テレビのまわりには椅子があって、座ってCMを見られるようになっていました。これは(僕が知らなかっただけかも知れないけど)、どの学校でも使える良いアイデアでしょう。


2.市立稲毛高等学校
 2度目の訪問です。前回(去年?一昨年?)は、美容室があってびっくりしました。すごい企画力だなあと感心しました。
 全体の雰囲気としては、にぎやかな感じで、凝ったアトラクションと販売団体が多かったように思います。
 アトラクションはジェットコースターやジャングルクルーズに迷路、お化け屋敷、ピンポンなどなど。

 特筆すべきは、3年J組の「世界の車SHOWから」という企画。(てっきり「世界の車窓から」だと思っていたら、プログラムを見て違うことに気づきました。)
 通りかかって、そのまま通り過ぎようとしてしまったくらい、外から見ただけではわからない企画でした。外装も地味目だし。
 でも、お客さんがぞろぞろと入っていくので、入ってみました。
地味目の外装。通り過ぎようと思った。
 簡単に言うと、お客さんが列車の乗客となって、世界各地を旅するというイメージのステージです。
 2人の車掌さんが、軽妙な司会進行でお客さんを軽くくすぐりながら旅をしていきます。 よく見ると万国旗も手作り。
いい味を出していた車掌さんたち。


 まず、最初に停車したのは中国です。ここでは、龍の踊りとカンフー、美女の踊りが披露されます。
カンフー中。


 次にインド。ここではインド舞踊とインド豆知識が披露されます。インドでもてようと思ったら、口ひげともみあげは必須なんだって。
 激しいダンスをみごとにこなしていました。
インドの踊り。激しいです。


 さらにフランス。スーパーモデルが次々と登場し、場内騒然です。ウォーキングもポージングもばしっと決めて、かっこよかったです。
スーパーモデルです。となりの女の子は「すごーい」とため息を漏らしていました。


 次がアメリカ。このあたりまで来るとお客さんは、完全にこの世界に引き込まれています。
 カウボーイとレディーが登場し、ダンスを披露します。素晴らしい。そのあと、英語の寸劇をはさんで、アカペラで「Country Road」を歌いながら退場。この歌も素晴らしい。
カウボーイのダンス。隣の女の子は「ちょーかわいー」と喜んでいました。


 最後に日本に帰ってきて、ヨサコイソーラン音頭で盛り上げて、キュッと締める。よく練られていると思いました。
ヨサコイソーラン中。

最終公演のフィナーレ。涙。


 何と言ってもキャストが本当に良い顔で真剣に取り組んでいたのが印象的でした。相当練習したのでしょう。
 よく見ると、インドのダンサーとアメリカのダンサーを兼任していたり、スーパーモデルがヨサコイを踊っていたりして、衣装替えだって大変だったと思います。この企画は、ダンス、寸劇、歌、ファッションショー、コント(?)というまとめにくい要素を、「旅」というレールでつないだ企画と言えるでしょう。辛口で採点すれば、全体としてこなれていないと言う人もいるかも知れないけど、このクラスのパワーは十分に感じられました。
 良いものを見せていただきました。お疲れ様。
 


3.県立国府台高等学校

 僕の母校です。とても久しぶりにこの学校を訪れました。懐かしいと言うより、もう忘れていると言った方が正しい感じ。
 国府台高校では、3年生全クラスが教室演劇をするのが伝統となっています。僕の時代もそうでした。
 今年は時代劇が流行だったらしく、何クラスかが取り組んでいました。
 廊下の装飾などは、相変わらずすばらしい。これは一見の価値があります。文化祭というものの雰囲気をどう作って良いか分からないという実行委員は、見に来ると良いでしょう。具体的にわかると思います。
 しかし、肝心の演劇はと言うと、「早く来ないと見られない」。少し遅れて行った上に午後から用事があった僕は、結局1本の演劇も見ることができずに帰ってきました。プログラム上、しょうがないことです。だから、演劇の出来については、コメントできません。

 自分が現役時代、先生方からこう言われたことがあります。「毎年毎年演劇ばっかやって、マンネリだよ」
 これは正しい指摘です。僕も正直、そう思いました。が、多くの学校は、そのマンネリを作ることさえ、できない。だから、国府台の教室演劇は、正しいマンネリズムとして残って良いと思います。先輩を超えよう、超えよう、って毎年やるわけでしょう。その思いを持って、ずーっとやって欲しいですね。
 しかし!OBとしての目で見てしまうからどうしても辛口になる(文化祭評論家のS氏にも指摘されましたが)のだけど、率直に言って、もう少しパワーがあって良いと思いました。文化系クラブの発表の低調ぶりや体育館での有志バンド発表が異様に少ないことはOBとしてはアンビーリーバブルでした。
 私も現役教師として高校生を観察していますから、昨今の生徒にそこまでのパワーを期待するのが酷だということはわかっていますが、「国府台から文化祭を取ったら何も残らない」と(私の現役時代から)評され続けているだけに、がんばっていただきたい。
 最後に、もしも鴻陵祭実行委員がこれを見ていたら、一考していただきたい。
 演劇にあぶれた客をどうするのかを、真剣に考えた方がよい。そうでないと、一部のマニアックな人たちしか集まらない文化祭になるような気がするぞ。まあ、自分が現役時代にはそんなこと考えてなかったけどね。
 来年も時間を作って見に行きます。
 

あいにくのお天気でした。 

恒例、垂れ幕。

廊下の装飾はほんとに見事です。

さすが!の廊下装飾。お手本です。

書道部の作品。すごい迫力。がんばれ、文化部!

飲食店のメニューもこんな感じで。凝ってます。


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